膝の痛み情報館

膝の痛み(膝痛)変形性膝関節症などの膝関節痛の症状原因治療予防についての情報です

膝が痛い病気:全身性の病気

全身性の病気が原因で膝が痛い病気に、関節リウマチ、痛風、偽痛風、血友病性関節症、結核性関節炎があります。

関節リュウマチ

関節リュウマチは、圧倒的に女性(特に40歳前後)に多い病気ですが、どの年齢でも発症します。決定的な原因が解明されておらず、根治治療は見つかっていません。
関節リュウマチは全身性の炎症性の疾患で、関節だけでなく、食欲不振、倦怠感、息切れ、空咳、眩暈、ドライアイ、など全身的な症状がおきます。関節リュウマチの初期症状は急激で、徐々に化して関節に肉芽が増殖していきます。リュウマチの症状には、指、手、肘、膝などの関節がうずくような痛みと腫れがあります。関節が左右対称に腫れて痛むのが特徴です。
早期発見による進行を抑えることが重要で、長期治療になります。

痛風

痛風は「風が吹いても痛い」といわれるほどの激痛をともなう病気で、中年の男性(特に肥満)に圧倒的に多く発症する病気ですが、栄養過多により女性や若年者でも増える傾向にあります。痛風は、尿酸の代謝異常(生産過剰や排泄低下)で尿酸の血中濃度が上昇して高尿酸血症になることで発症します。初期は病気であっても症状が現われないため、健康診断で見つかることが多く、進行すると急性から慢性の関節炎発作期に移行します。
急性関節炎発作は、飲酒、高プリン食、過労、ストレスなどで発症し、活動的な中年男性に多く発症する傾向があります。この時期で腎臓に障害が起きはじめますので継続的な治療が必要になります。症状は、手足の小関節(特に足の親指の付け根)に急性関節炎が起こります。患部の激痛・発赤・発熱・腫れあります。突然発症して3~4日症状が続いた後2~3週間で症状が消えていきます。治療をしないと症状がでない期間が短くなって慢性期に移行します。
慢性期では痛風結節(尿酸の塊)ができ、合併症(高脂血症、高血圧症、糖尿病、虚血性心疾患、痛風腎など)を起こすリスクが高まります。このことから、早期の生活改善が大切になります。

偽痛風

偽痛風とは、仮性痛風、軟骨石灰化症、ピロリン酸カルシウム結晶沈着症(CPPD結晶沈着症)とも呼ばれます。偽痛風の好発期は、高齢者(年齢60歳-80歳)です。
好発部位は膝関節で、次いで、手・足・股・肘関節などがあります。偽痛風の症状は、突然現れて自然に軽減しますが、痛風の痛みより軽いといわれています。この症状の大半が膝関節に現れ、偽痛風の多くが変形性関節症に移行するとされています。
軟骨の石灰化と、関節液内の尿酸結晶以外の結晶(ピロリン酸カルシウム結晶)の両方が確認されることで、仮性痛風と診断されます。

血友病性関節症

血友病では、関節内に出血を繰り返す特徴があります。足関節、膝関節、肘関節の順に関節内出血が多く、次いで股関節、肩関節になります。同一の関節に出血が繰り返されることで、関節の変形や機能障害が進行し、血友病性関節症になります。進行すると疼痛・腫脹・運動制限が起きてきます。
関節内出血は2~6歳が好発年齢です。血友病は血液が凝固しずらく出血しやすい遺伝病です。X連鎖性劣性遺伝のため、患者の殆どが男性です。

結核性関節炎

結核性関節炎(関節結核)は、結核菌が血流にのって関節に運ばれて発症します。結核性関節炎の好発部位は股関節、膝関節、足関節、肩関節、肘関節の順になります。
膝関節に発症する時には、軽い痛みがあって、夜間になると痛みが強くなり、膝のこわばりがあります。痛みが殆どない場合もあり、膝関節の上下の筋肉が痩せたりすることで気づくこともあります。進行すると膝関節が変形します。
結核の減少とともに結核性関節炎も減少していますが、糖尿病の合併や高齢者では治りにくいので注意を要する病気です。

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