膝の痛み情報館

膝の痛み(膝痛)変形性膝関節症などの膝関節痛の症状原因治療予防についての情報です

膝関節の軟骨と関節液

健康な膝関節では、骨と骨が接する表面は軟骨で覆われています。弾力性に富んだ保護組織である軟骨が、クッションのように衝撃を和らげたり、関節の動きを滑らかにしたりしています。 また、関節包内側の滑膜から分泌される関節液は軟骨の成分の1つであるヒアルロン酸を含む粘りのある液体です。滑膜は、膝関節が滑らかに動く潤滑油と軟骨の栄養を供給する大切な役割を果たしています。

膝関節で重要な働きをする軟骨

軟骨には、コラーゲン(繊維状たんぱく質)の網目の中に、プロテオグリカン(水分を蓄えて軟骨の弾力性を保つ役割)や軟骨細胞(軟骨を作る役割)が存在します。軟骨には血管がとおっていませんから、滑膜からでる関節液から酸素や栄養を得ています。また、軟骨はレントゲンには写りませんから、軟骨のすり減り具合は、レントゲン写真の骨と骨のすき間がどれくらい縮まったかで判断されます。
何らかの原因で軟骨が軟弱(軟骨変性)になって骨が変形して、膝の痛み、膝に水がたまる、腫れる、熱感などの症状があらわれる膝関節の疾病に変形性膝関節症があります。

膝痛と軟骨の酸素不足

軟骨細胞が軟骨を作ります。軟骨細胞は酸素を得てコラーゲン(繊維状たんぱく質)とプロテオグリカン(糖)を作り、コラーゲンは軟骨を硬めに保ち、プロテオグリカンが水分を蓄える役割をしています。ところが、酸素不足になって死んでしまった軟骨細胞の欠片が滑膜を刺激して炎症を起こすと、膝痛の原因になります。更に、膝の滑膜に炎症が起きるとサイトカインという痛みを引き起こす化学物質を作り、このサイトカインが軟骨細胞を阻害して、痛みが痛みを呼ぶ悪循環が生まれます。

膝痛と関節液の働き

関節液の役割は、栄養の供給、酸素の供給、潤滑、免疫です。「膝に水がたまる」といいますが。この水は栄養分を運んだり、酸素を運ぶといった重要な働きをする関節液です。膝に水がたまる(関節液がたまる)ということは、軟骨の状態が悪く、多くの栄養や酸素を必要としているといえます。

 - 膝の痛みの基礎知識

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